業者選定・ベンダーマネジメント

【業界の裏側】
スキル不足なShopify制作会社を
見抜く「5つの質問」

Shopifyの爆発的な普及により、最近では「テンプレートを当てはめただけ」の会社でも一流の制作会社のように見えてしまうことがあります。しかし、複雑なシステム連携や運用フェーズで後悔しないために、制作会社に投げるべき「キラークエスチョン」を現役エンジニアが教えます。

選定でチェックすべき3つのポイント

アサインメンバー

営業担当と実務エンジニアが同席しているか。技術の「裏付け」がある提案か。

コード品質の思想

Shopify公式の推奨アーキテクチャ(OS 2.0 / App Blocks)を遵守しているか。

エコシステム理解

海外アプリの設定だけでなく、為替やサーバー負荷に対する深い洞察があるか。

商談時に投げるべき「5つのキラークエスチョン」

Q1. 「2024年以降のCheckout Extensibilityへの対応方針はどう考えていますか?」

狙い: 最新の公式仕様への「追従性」を測る。

解説: ショップの最も重要な決済画面のカスタマイズ方法(checkout.liquid)は廃止されました。これを知らずに「以前の実績と同じ手法でやります」と答える会社は、すでに情報が2年前で止まっています。将来的にストアが動作しなくなるリスク大です。

Q2. 「Metaobjects(メタオブジェクト)を使ってブログや商品紹介をどう設計しますか?」

狙い: 「アプリ頼み」ではなく、Shopifyネイティブな実装力があるか。

解説: 以前はアプリを入れるしかなかった「カスタムデータ構造」を、今はShopify標準のメタオブジェクトで作れます。わざわざ高額なアプリを提案してくる会社は、「実装が楽な方を選んでいる」だけで、貴社の月額コストを無視している可能性があります。

Q3. 「インストールするアプリがサイト表示速度にどう影響するか、計測指標を教えてください」

狙い: パフォーマンス(コンバージョン率)への意識を測る。

解説: 「アプリを10個入れます。便利ですよ」という提案は、同時に「サイトを10個重くします」と言っているのと同じです。LCPやCLPといったWeb Vitalsへの影響を理解し、不要なJSの読み込みを制御する知識があるか確認しましょう。

Q4. 「テーマのアップデートがあった際、カスタマイズした箇所の保守はどうなりますか?」

狙い: 保守性と将来の影響への配慮を測る。

解説: テーマ自体を直接いじる(ハードコード)と、テーマの更新ができなくなり、脆弱性や新機能から取り残されます。「Theme App Extensions」を使って機能を追加する方針を持っているかどうかが、エンジニアの「良心」のバロメーターです。

Q5. 「Shopify Functionsやカスタムアプリを自社でRust/Node.jsなどで実装できますか?」

狙い: 独自のビジネスロジックに対応できる「真の技術力」があるか。

解説: 複雑な割引や独自の決済ルールを作るには、ShopifyのAPIと対話するプログラムを自作する必要があります。「既存アプリの組み合わせ」でしか答えられない会社は、いずれ貴社のビジネスが成長した時の足かせになります。

最大のレッドフラッグ(警告サイン)

もっとも危険なのは、「Shopifyなら何でも安く簡単にできますよ」と調子の良いことしか言わない営業マンです。Shopifyには明確な「できること」と「構造的に無理なこと(または莫大なコストがかかること)」があります。その制約を理解した上で、「こういう理由で、この要件は代替案を勧めます」とハッキリ言ってくれる誠実なエンジニアが在籍する会社を選んでください。

客観的なセカンドオピニオン

その見積もり、本当に適正ですか?AIに「第三者の目」で検証させましょう。

特定の制作会社との議論に行き詰まったら、Shop-WizのAIエンジンを使って自前でシミュレーションを行ってください。提示された金額がバッファまみれなのか、それとも工数に対する妥当な対価なのか。数字は嘘をつきません。

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公開日: 2026年4月 執筆者: Shop-Wiz 技術アライアンス室